1997年817

韓国青磁の窯、イチョン(利川)へ!!

さぁイチョンだ!!・・・さぁイチョンに行くぞ!!地球の歩き方には「イチョンはひなびた田舎で 色々な青磁の窯がある。」と書いてある。
実は、上田が、適当に行きたい!と言っていたのだがそれが、なぜか「俺達がメチャメチャ行きたい場所」へと変化してしまったため、
この日はイチョンに行く日になってしまった。(汗)まぁでも青磁にはかなり興味はあったし、いってみたかったので僕的には良かったが。

意外な事態発生!!・・・と言うのも、なんとスーヨンの叔父さんが車でイチョンまで連れて 行ってくれるという!!かなりびっくり!!
本当にイチョン行きのバスの時刻とか見ていたから焦った焦った!!「本当に良いんですか??」いいんです。朝ご飯をいただき出発です!(ここ でも僕の好きな焼き魚が出てきた!うまいっ!!)

 スーヨンの母上が、「それでは、キョンギドイチョンに向けて出発しますか?」 と言うことでイチョンまでのツアーに言ったわけである。

大きなセダンだけど、6人は少しキツイ。でも後ろでは色々なゲームをしたりして遊んでいた。
風景は、確かにひなびた田舎の風景になってくる。窯元みたいな建物がたくさん並んでいる。そう!!イチョンである!!

 いくらか窯を見たが、一人非常に流暢な日本語を話す人がいた。
日本の方ですか?
そうです。
うちの窯には多くの日本の方が来られますよ。
僕はそうですかぁ。としかいえなかったが、そこの窯元は確かに非常に綺麗な白磁を作っていた。韓国だと朝鮮青磁だが
あっこは白磁だけを扱っていたような気がする。

 そのほか他の窯元では素焼きの失敗作をぼこぼこ壊している現場を見たり(もう一回再利用するためだと思うが)
火の入れていない釜、ろくろなどを見ることが出来た。非常に職人が輝いてると思ったが、
職人などの地位が低い韓国ではどう見られているのだろうか?今度行くときに聞いてみたい質問である。

結局、青磁は少し値段が高かったのと、なにぶんバックパックの旅行だったため、購入は控えた。
しかし非常に綺麗な青磁の香炉や、目の覚めるように綺麗な白磁の茶碗などかっとけば良かったなぁと思う今日この頃である。
 

帰りの渋滞・・・帰りはかなり渋滞でびっくりしてしまった。車の行列である。日本の地道く らいのこみかたなのだが、
一つ違うモノを発見した。車と車の間をすり抜けるように、「物売り」がいるのである。
 茶碗とかゴムひもとかは売りに来ないが(汗)飲食物を売りに来る。

 夏だったためにジュースや、アイスクリームなどをわんさかと売りに来る。結局その誘惑に負けて、かるーいお煎餅を買った。(汗)
それとのどが渇いてアイスキャンデーを買おうとして値段を聞いたら「1本10000ウォンで す。(1300円くらい)」と抜かし、
叔父様はキレてしまい、アクセルをふかして威嚇した。確かに阿漕な人たちもいます。

 ただ渋滞のおかげで、韓国の歌や日本の歌など歌い、カラオケ大会の会場とかして非常に楽しかったことはここに記す。
 

ヒージェーの家に・・・何とか家にたどり着き、スーヨンのポケベルにはヒージェーからメッ セージが入っていた。
そのメッセージによるとうちに泊まったらいいとのこと。ホント無銭飲食コツジキ の輩とかしてきたなぁ。
本当にみんないい人達で感謝感謝であります!!本当にありがとう!セヨンとスーヨンは学校で劇(社会劇らしい)
をやるために忙しい盛りであったのに本当にアホ2人に付き合っていただいて・・・

とりえあずヒージェーの家はちょうど前に崩落した三豊(サンプン)デパートの近くのマンションに住んでおり、なんでも
有名なミュージシャンが住んでいるとのこと。マンションのエレベーターには追っかけの落書きで一杯になっていた。
そういうのをみんなほほえましく眺めている。
 僕たちは話すときどうしても英語なのだが、韓国語の口説き文句をセヨンとスーヨンは僕たちに覚えさせようとして
それをエレベーターのなかで繰り返していたのだが、それを聞いてたエレベーターの同乗者は、綺麗な発音で
"ya,you look like prince!! go for it!!" と言われてしまいかなり焦った。
韓国で聞いた英語のなかで一番綺麗な発音(板門店であったニュージーランド人と米兵を除いて)だったと思う。

 家に上がると父君がいらっしゃって僕たちはただただ拝礼を繰り返すのみ。非常に尊大なお父 さんの姿がそこにはあった。
日本のおとんたちも頑張れ!多分人によるのだとは思うのだが、非常に尊大なイメージを受け、ただただこちらとしては
頭を下げているだけであった。(汗)僕に関することもヒージェーと叔父さんから聞いているらしく。
そうかサックスを吹けるのは君か?一回ここで吹いてもらわんとあかんな?」と 突っ込まれる始末。
あれには本当にどうしようかと思ってしまった。
まぁ言われたら吹きますが・・・

 ご飯は、近くの粉飾屋さんで食べた。
マンドゥがおいしい!!ふかし たてのマンドゥ(餃子と肉まんのあいのこみたい場所によって違うが。)
は本当においしく。「マッシッソヨ!」を繰り返してると、ヒージェーが「マシタ!!」といえと言う。
同年代なんだから敬語を使わずぞんざい語でしゃべれとのことらしい。

「カムサムニダ(もしくはコマスムニダ)」は「コマオヨ!」みたいに親疎をここではかるみたいだ。
でもここのマンドゥとククスは確かに旨い!!(また行きたいが・・・ヒージェー教えてね!)
それをくりかえしてると、
ヒロの嫁さんって幸せな人やね」と言う始末。(笑)
だってご飯こんな笑顔でおいしいおいしい言ってくれる人そうざらにいないもん
それはお世辞なのか??

でも確かにうまいもんはうまい!(「焼き肉のは○」みたいにね)

家に帰ると姉君が帰ってらして何でもプールで焼いてきたとのこと。
赤い赤い!!とヒージェーはからかっていたが、その後俺も赤くなる運命にあった。


 

焼酎で玉砕・・・というのもこの後、家で飲み会をしようと言うことになり、おつまみをいくらかかって、ビールと焼 酎を買い込んだのだが、
その「真露」がかなり軽い口当たりでボンボン飲んでえらい目にあってしまったのである。
向こうはなぜか強いし(汗)僕と上田はメチャメチャ飲まされて本当にやばい状態に陥ってしまっ たのである。

結局、フラフラになったところでヒージェーに「もうあんたら寝なさい!」と言うことでベッド に寝た。
意識朦朧として寝たのは北海道以来でそれはそれで気持ち良かったが。

 ♪飲んで飲んで飲んで♪飲んで飲んで飲んで♪飲んで飲んで飲んで♪のんで!!(笑)


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